ストキャスティクス?
どうやって使うの?
前回は、「テクニカル分析【MACD】」について、ご紹介しました。
今回は、テクニカル分析【ストキャスティクス】についての記事になります。
チャートやテクニカル分析にまったく触れたことが無い、投資初心者の方向けにポイントをシンプルに説明していきます。
ストキャスティクスとは?
ストキャスティクスは相場の「買われ過ぎ」や「売られ過ぎ」といった、相場の過熱度合いを判断するテクニカル指標です。株価の一定期間の変動幅と終値の関係から、相場の強弱を示します。
ストキャスティクスには、「ファーストストキャスティクス」「スローストキャスティクス」の2つがあるのですが、取引所によって取り扱いが違うようなので、今回はファーストストキャスティスについての記事となります。
ちなみに、スローストキャスティクスはスローという名の通り、ストキャスティクスよりもゆっくりとした反応をするストキャスティクスになります。
ストキャスティクスの構成要素
- %K: 対象期間において直近の価格がどれくらいの位置にあるかを示すライン
- %D: %Kのn日の移動平均を示すライン
ストキャスティクスの活用法
売買シグナル
・%Kが%Dを上抜いた地点が買いシグナル(ゴールデンクロス)
・%Kが%Dを下抜いた地点が売りシグナル(デッドクロス・デスクロス)
%Kと売られ過ぎ・買われ過ぎの判断
・%Kが75%以上の時は買われ過ぎ水準 → デッドクロス(デスクロス)の場合、売りサイン
・%Kが25%以下の時は売られ過ぎ水準 → ゴールデンクロスの場合、買いサイン
ただ、相場の勢いが強い場合にはこれらの水準を突破しても、同じ流れの相場が続くことがあります。
ダイバージェンス
価格とストキャスティクスの動きが逆行する現象。例えば、相場が上昇しているのにストキャスティクスは下落している、または相場が下落しているのにストキャスティクスは上昇しているといった状態です。
ダイバージェンス発生後にトレンドが転換する傾向にあるため、トレンド転換の売買サインとして使われることもあります。
テクニカル指標組み合わせ
各テクニカル指標には「トレンド系に強い」「レンジ相場に強い」等の特徴があります。
エントリーポイントや利確ポイント、ダマシの回避の予測精度を上げるためには単一の指標だけでなく、テクニカル指標を組み合わせて使うことが有効です。
ネットを検索して探す方も多いと思いますが、本当に多種多様な組み合わせがあります💦
自分が使用している組み合わせを紹介しますが、1つの例としてご参考ください。
RSI
MACD
ストキャスティクスを使う際の注意点
他のテクニカル指標と同様に、売買サインとは逆に動くダマシがあるので注意しましょう。
ストキャスティクスはレンジ相場において有効である一方、強いトレンド中の相場だと上下に張りついてしまい機能しなくなるため注意が必要です。
また、頻繁に売買サインが発生することもあるので、他のテクニカル分析と併用したほうがいいでしょう。
見方もわかりやすく、投資の初心者向けのテクニカル指標として紹介されることが多いです。単体でなく、トレンド相場に有効なテクニカル指標と組み合わせて使うのをおすすめします。
言わずもがなですが、投資判断は自己責任でお願いします (-。-)y-゜゜゜