【初心者向け】株式投資の始め方【株式投資とは?/株式上場とは?】 #1

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株式について実はよくわかってないんだけど

上場ってどういうことなの?

出典: TBS NEWS DIG ホームページ

「日経平均株価が、史上最高値を約34年ぶりに更新
「日経平均、初の4万円台!」
「NISA積立はオルカンかSP500のどっちがいい?」

2024年初頭から株式市場が盛り上がる中、様々なニュースが世間を賑わせてます。経済ニュースで為替や、米国の経済指標についても株式市場と絡めて、報道されることが増えています。

また、投資した金融商品から得られる利益が非課税となるNISAも、2024年から制度変更があり、非課税枠の拡充や限度額の再利用が可能となるなど使い勝手が旧NISAよりも良くなりました。

2024年1月のインターネット専業証券5社の口座数が90万増となるなど、これまで投資をしていなかった人たちが投資を始める機運が高まっている中で

「自分もこれまで、投資に興味がなかったが、株式投資を始めてみたい」
「ライフプランや老後に合わせた、資産運用を改めて考えたい」

という方もいらっしゃるかと思います。

しかし、知識の無いまま株式相場に参加した結果、理由が分からないまま投資額の大部分を失い、株式相場から退場する方も多いのも事実です。

そこで、株式投資初心者が知っておきたい「株式とは?」「株式上場とは?」といったテーマについて、初心者の方でもわかりやすいようにポイントをシンプルに説明していきます。

目次

株式とは

株式とは、企業が資金を調達する手段の一つです。

企業は新しい製品の開発や工場の建設など事業を行うのに多額の資金が必要なため、株主と呼ばれる出資者に対して証券を発行し、資金を募ります。

つまり、株式を資金を出して購入・保有することで、その企業の株主になることができます。

株主の権利と責任

株式を保有することで、その企業の経営に参加することになり、様々な権利が与えられます。また、株主の責任としては有限責任があります。

株主の主な権利
  • 議決権

株主総会での重要な決議に参加して、投票できる権利

  • 剰余金配当請求権

決算で確定した配当金などを、持っている株数に応じて受け取る権利

  • 残余財産分配請求権

企業が解散する際に、負債を弁済した後に残った財産の分配を受け取る権利

株主の主な責任
  • 株主の有限責任

企業が倒産した場合、株主は借金を肩代わりする事はなく、出資額を限度に責任を負う(出資したお金は無くなるが、それ以上は責任を負うことはない)

株式上場とは?

上場とは、会社の株式を証券取引所で売買できるようにすることです。証券取引所の審査を経て、基準をクリアした会社が上場できます。

日本国内の証券取引所は4つありますが、名古屋・福岡・札幌の3つは地方証券取引所です。いずれも東京証券取引所に比べると小規模なので、実際に株の取引をする場合、ほとんどは東京証券取引所の銘柄を扱います。

東京証券取引所の株式市場は3つの市場区分に分けており、コンセプトは以下の通りです。

東京証券取引所市場区分

プライム市場
多くの機関投資家の投資対象になりうる規模の時価総額(流動性)を持ち、より高いガバナンス水準を備え、投資者との建設的な対話を中心に据えて持続的な成長と中長期的な企業価値の向上にコミットする企業向けの市場

スタンダード市場
公開された市場における投資対象として一定の時価総額(流動性)を持ち、上場企業としての基本的なガバナンス水準を備えつつ、持続的な成長と中長期的な企業価値の向上にコミットする企業向けの市場

グロース市場
高い成長可能性を実現するための事業計画及びその進捗の適時・適切な開示が行われ一定の市場評価が得られる一方、事業実績の観点から相対的にリスクが高い企業向けの市場

出典 : 日本取引所グループ ホームページ

よくニュースに出る日経平均株価は、日本経済新聞社がプライム市場に上場している企業から、市場流動性の高い225銘柄を選定して株価を算出しています。

上場することで、会社は資金や世間の信頼を得やすくなり、投資家は株主として経営に参加することで、キャピタルゲイン(株価の上昇で得られる利益)やインカムゲイン(配当金等の収入)等の利益を得ることができます。

キャピタルゲインに関しては、株価の下落で損失が出るリスクもあるので、投資を検討する際は頭に入れておきましょう。


今回は、一般的な株式や上場についてという内容の紹介でした。次回は株式投資についての記事になります。

言わずもがなですが、投資判断は自己責任でお願いします (-。-)y-゜゜゜

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